精密根管治療

根管治療とは

根管治療が必要になるケース

根管治療は、歯の神経まで虫歯が到達したC3の虫歯に対して行う治療です。他にも、歯が折れた、過去に神経を治療したところが膿んできた、など理由で根管治療が必要になるケースがあります。

C1

C2

C3

C4

根管治療の流れ

  1. むし歯に汚染された神経、血管、歯質を除去します。
  2. 細菌が残らないように根管内を洗浄・消毒します。
  3. 根管内にすき間ができないように薬剤をすき間なく充填します。
  4. 被せ物を装着するため、歯のかけた部分に土台を作ります。
  5. 土台に被せ物を装着します。

根管の複雑な形態


左の図は、歯によって異なる根管の複雑な形態を表しています。

この根管内の細菌感染している部位をリーマーやファイルを用いてきれいに取り除くのは、非常に困難な作業です。

南林歯科クリニックの精密根管治療

デジタルマイクロスコープによる精密治療

当院では治療中の視野を最大80倍にまで拡大するデジタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を活用し、患部を拡大視して治療を行っています。視野が鮮明になるため、肉眼では捉えられない複雑な形状をしている根管の状態を詳細に把握し、治療の精度を向上させることができます。

CTによる精密分析

CTはレントゲンとは違い、三次元画像を撮影することができます。根管治療を行う前に、まず歯科用CTで患部を立体的にあらゆる方向から把握します。歯科用CTを活用することで患部の詳細情報が得られるので、正確な診査・診断ができ、精密治療が可能になるのです。

ニッケルチタンファイル

当院では根管内の拡大清掃にニッケルチタン製のファイルを採用しています。チタン製のファイルは柔軟性に優れているため、細く湾曲している根管に適合した最小限の拡大ができ、感染部位を取り残すリスクがなくなります。

根管拡大用コントラ

根管拡大用コントラ(キツツキコントラ)は毎分5,000回以上高速振動することで、歯の神経をより安全にかつスピーディに取り除くことができます。治療時間が短くなりますので、チェアタイムや通院回数が減り、患者様にかかるご負担が少なくなります。

ハードレーザー

ハードレーザーを根管に用いることで根管充填時の乾燥と消毒が十分に行える利点があります。
当院で使用しているNd:YAGレーザーの殺菌・消毒作用や蒸散・熱凝固作用を用い、根管側枝や根尖分岐部に残存する歯髄組織や細菌を蒸散させ、根管充填時の乾燥も同時に行います。
根尖部へのレーザー照射あるいは瘻孔からのアプローチによって、難治性の根尖性歯周炎の咬合痛や鈍痛が早期に消失します。

詳しくは「レーザー治療」のページをご参照ください。

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【診療時間】
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