不正咬合について

不正咬合の種類

不正咬合の簡単なチェック法をお教えいたします。

まず、口を閉じて軽く唇を合わせましょう。
もし唇が閉じづらい、唇の間から歯が見える、下唇が上下の前歯の間に入り込んでいるような場合は出っ歯(上顎前突)が考えられます。逆に下唇が上唇を覆うようになったり、下顎が極端に前に出ているように見える時は受け口(下顎前突)が考えられます。上唇も下唇も何か口いっぱいにほおばったように見える時には上下顎前突が考えられます。
次に大きく口を開けて鏡に映して下さい。成人は、口の中心から左右に各7本ずつ上下のアゴに各14本ずつ、計28本の永久歯がそろっていて、きれいな歯列弓(しれつきゅう)を描いているのが理想です。
このうちどれかが抜けていて、数がずれると、歯並びも乱れます。また、隣り合った歯同士がデコボコしていたり(叢生)、歯と歯の間にすき間があると(空隙歯列弓)、噛み合せが悪くなります。
理想的な歯並びの人は、上の前歯と下の前歯の真ん中が一直線になります。また、中心から同じ順番の上下の歯を比べてみたとき、上の歯のほうが奥になるのが普通です。噛んだときに、上下、前後で、歯が2~3ミリ重なっているのが理想です。下の前歯が上の歯に隠れてしまったり(過蓋咬合)、上下で噛み合わない(開咬)と噛み合わせも悪くなります。

乱ぐい歯、八重歯 ● 歯がデコボコに生えている
「乱ぐい歯」「八重歯」
正式名:叢生(そうせい)
歯ブラシがしにくい為むし歯や歯周病になりやすい
すきっ歯 ● 歯と歯の間にすき間がある「すきっ歯」
正式名:空隙歯列(くうげきしれつ)
出っ歯 ● 上の前歯や上あごが前に突き出た「出っ歯」
正式名:上顎前突(じょうがくぜんとつ)
前歯が出ているため外傷を受けやしい
受け口 ● 下の前歯や下あごが前に出ている「受け口」
正式名:反対咬合
過蓋咬合 ● 上の前歯が下の前歯に
深くかぶさっている「過蓋(かがい)咬合」
開咬 ● 奥歯を噛んだとき、
前歯が上下で咬み合わない「開咬(かいこう)」
前歯で物が噛み切れない
交叉咬合 ● 上下の奥歯が左右にズレて、
咬み合わせが反対になっている交叉咬合
ひどくなると顔面が左右非対称になる

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