歯列と咬合について

歯列と咬合について

歯列:一本一本の歯が歯槽骨の上に並んでいる状態をいい『歯並び』とも言われます。ヒトの歯は永久歯32本、乳歯20本であり、その半数ずつが上顎と下顎それぞれの歯槽骨の上に馬蹄(ばてい)形に並んだ状態を歯列弓と言います。

咬合:上下顎の歯を咬んだときに接触することで『咬み合わせ』とも言います。上顎の歯列と下顎の歯列が合わさる状態のことで、上下合わせて28本の歯(親知らずがある人は最大32本)がバランスよく接触し、しっかりと咬み合うのが、よい咬み合わせの基本です。●上下の歯は「一歯対二歯」の関係で、交互に隙間なく咬み合う
●上下の前歯の中心のライン(正中線)が一致している
●上の前歯が、下の前歯の外に2mmほどかぶさる

理想的な咬み合わせとは

しかし、実際には上の条件を満たす完璧な咬み合わせと歯並びをもつ人はそれほど多くはいません。そのため、このような理想的な咬合を仮想正常咬合とも言われます。
一方、人それぞれ、歯の大きさ、形態、顎骨の大きさも形も異なっています。このような咬合を形成する素材の個体差を認め、各個人にとって最善の咬合状態を個性正常咬合と言います。
また、形態的に多少基準から外れていても日常生活に問題がない機能正常咬合もあります。

不正咬合
とは、顎顔面・歯・歯周組織などが何らかの要因によって発育・形態・機能に異常をきたし、咬合が正常でなくなった状態をいいます。
ただし、咬合が正常か異常かを判断するのは仮想正常咬合を基準にするのではなく、各個人の個性・機能・年齢などを考慮し、判断する必要が有ります。
つまり、矯正治療の目指す咬合とは個性的で、機能的に障害のない個性正常咬合や機能正常咬合なのです

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