リ・エナメル治療
エナメル質のミクロのキズ
エナメル質の表面は本来スベスベしていて歯垢などの汚れが付きにくいようになっています。
ところが、初期むし歯のように酸に侵されたエナメル質の表面はミクロのキズが多数認められるようになります。
エナメル質の表面が荒れることによって、歯垢が付きやすくなりむし歯へと症状が進行してしまいます。
むし歯を予防し日々のお手入れがし易いように、エナメル質のキズを元に戻す方法が『リ・エナメル治療 』です。
ナノ・ハイドロキシアパタイトm-HAPの3つの作用

1. 歯垢の吸着除去
m-HAPのナノ粒子は優れた菌吸着力を有しています。歯面の歯垢や口腔内細菌を吸着、除去しやすくし、口腔内環境をととのえます。
2. 歯面の微小欠損の充填

m-HAPのナノ粒子は歯面のミクロの傷を埋めて修復し、表面を滑らかにして、歯垢や着色汚れの再付着をしにくくします。
写真はブリーチング後、m-HAPで処理したエナメル質表面を示し、同一歯のコントロール面(未処理の表面)と比べて、表面厚さの段差が観察されます。
磨剤配合のデンタルペーストで磨いた後に、m-HAPでトリートメントした歯の表面の電顕写真
歯の表面のキズに、ナノ粒子のm-HAPがエナメル質の一部として結晶化され、歯の表面が平滑になります。
3.表層下脱灰層の再石灰化
m-HAPのナノ粒子は、エナメル質表層下から溶け出したミネラルを補給し、初期う蝕の部位を再石灰化する作用があります。in vitroの試験では、写真のような表層下脱灰層の再石灰化作用が確認できます。
X線写真m-HAPを作用させた後
フッ素の作用は、唾液中のリン酸イオン、カルシウムイオンに働き、表層化脱灰層の“上部”からの再石灰化を促進します。
これに対してナノハイドロキシアパタイトは歯とほぼ同じ成分のため、表層化脱灰層の“上部”のみならず、表層下の脱灰内部に浸透して、脱灰層の“深部”からも再石灰化します。
リ・エナメルの症例
治療前 | 治療後 | |
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