解熱・鎮痛薬 NSAIDsとは
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)とは、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称で、広義にはステロイドではない抗炎症薬すべてを含みます。一般的には、疼痛、発熱の治療に使用される“解熱鎮痛薬”とほぼ同義語として用いられています。代表的なNSAIDsとして以下があります。青文字は、いわゆるピリン系NSAIDsで、それ以外は、非ピリン系NSAIDsです。
病院で処方される主なNSAIDs:
- アスピリン(バファリン®など)
- ロキソプロフェン(ロキソニン®など)
- ジクロフェナク(ボルタレン®など)
- インドメタシン(インダシン®など)
- メフェナム酸(ポンタール®など)
- スルピリン(メチロン®など)
- アセトアミノフェン(アンヒバ®、カロナール®など)
- その他
市販薬の主なNSAIDs:
- アスピリン(バファリンA®など)
- イブプロフェン(イブ®など)、
- エテンザミド(ノーシン®,新セデス®など)
- イソプロピルアンチピリン(セデス・ハイ®など)
- アセトアミノフェン(タイレノール®、小児用バファリン®など多くの市販薬)
- その他
アスピリン喘息とは?
アスピリンだけではなく、種々の酸性非ステロイド性消炎鎮痛剤(non-steroidal anti-inflammatory drug:NSAID)により誘発される喘息のことである。
投与後10分前後から数時間以内に発症し、重症で、意識障害やショックなどを伴い、致死的なこともある。
気管支喘息患者の10%の存在すると言われています。
逆に言えば気管支喘息の約90%のかたがたは非ステロイド性消炎鎮痛剤を使用しても発作をおこしません。
気管支喘息の診断がついた後非ステロイド性消炎鎮痛剤を使用して問題のなかった方は今まで同様に使用してもかまいません。
鎮痛剤を使用する時(たとえば腰痛、発熱時、歯痛時など)心配な方は、医師・歯科医師・薬剤師等にご相談ください。
比較的安全に使える解熱鎮痛剤は
アスピリン喘息は、他の酸性非ステロイド性消炎鎮痛剤にも60~100%の交差過敏性を有するので、どのNSAIDにも注意が必要です。
100%安全なNSAIDはなく、原疾患の治療に最善を尽くすしかない。
しかし、どうしても解熱鎮痛を要する場合、比較的安全に使用できる薬剤としては、中枢性のPG合成阻害作用を有するアセトアミノフェン(アンヒバ®、カロナール®)と、
PG合成阻害作用のほとんどない塩基性非ステロイド性消炎鎮痛剤の塩酸チアラミド(ソランタール錠など)、メピリゾール(メブロン錠など)、エモルファザン(ペントイル錠など)があります。
ただし、ソランタール錠でも喘息発作を誘発したという報告もあります。